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知っておきたい「外国債券」投資! 新興国への投資は要注意!

time 2018/08/10

知っておきたい「外国債券」投資! 新興国への投資は要注意!

  債権とは、国や地方公共団体や企業などが資金調達のために発行する借用証書です。
債権と借用証書の違いは、債券は、売買が可能で流動性があるということです。
株式との違いは、株式が出資者から集めたお金を返済する義務がないのとは異なり、発行する段階で、利率や満期日等が決められている点が大きく異なります。

 外国債券も国内債券もその国の金利動向に大きく左右されますが、外国債券の場合、発行時にブラジルレアル建て、オーストラリアドル建て、米国ドル建てなど発行国の通貨で発行されるため、為替の動向により債券価格が変動します。
現地の投資家が、債券発行国の金利動向により債券価格のパフォーマンスが異なるのに対して、発行国以外の国の投資家が、その国の債権に投資する場合は、為替の動向も注視する必要があります。

  例えば、ブラジルレアル建ての債権は、リオ・オリンピックの前までは12~13%の利率で発行され、日本人投資家も大量に購入していましたが、その後、為替が50円前後から30円を割り込む水準にまで下落し、債券の利率は高金利でも為替が40%下落することにより、最終円で償還されるため、大幅な損失を出すことになりました。
為替は、その国のインフレや経済成長や貿易収支等で決まるため、為替が下落すると、その国から資金が逃避してしまう為、政府は国内景気の悪化を覚悟で金利を上げて、通貨を防衛することが一般的です。

  特に、経済基盤の弱い新興国では、外貨保有も少ないため、海外からの投資で国内の投資を活性化し、景気の浮揚を図る政策が良く行われますが、同時にインフレを招く為、この政策は国民にとって不評で政権基盤が揺らぐこともあります。
新興国の政治家は、国民の人気を取る政策と外国人投資家両方の顔色を窺って、経済政策を行うという綱渡りを常に行っています。
 
私たち日本人投資家が、新興国の外債に投資する場合、その国の政治動向を良く分析して投資する必要があります。
最近の例では、私の周りでもトルコの債権大幅に損失を被っている投資家が多くいます。
  通常、自国の為替が下落した場合、輸入インフレにより、国内物価が上昇する為、国民生活が苦しくなるのを恐れ、為替防衛策の意味も含め自国の金利を上げて、為替の下落を防ぎますが、トルコのエルドアン政権は金利上昇も国民から不評の政策なので、為替の下落を放置しています。
  日本人投資家は、トルコ政府の経済政策(金融性政策)を期待して、ナンピン買いを入れるのですが、トルコリラは現在底なし沼の状態です。
新興国への投資は、新興国の政府独裁政権に近い政権であれば、経済合理性より政治的パフォーマンスが優先されるため、リスクが高いと考え投資する必要があります。
 また、中東方面の投資は、地政学的リスクもあることを頭に入れて置きましょう!

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